浜千鳥絵手紙の会
浜千鳥絵手紙の会
2023年10月26日更新
主な活動日・時間 | 毎月2回 第2・4水曜日 10:00~12:00 |
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会 費 | 年間1万円 |
*創立年:2000年
*活動日時:毎月2回 第2・4水曜日 10:00~12:00
*会費(材料):年間1万円
*活動内容:絵手紙を描き、感性を豊かにする。会員間の親睦を深める。
*会員 構成: 男2人、女10人 計12名
*自由に見学・参加できます。その場合は事前にご連絡ください。
いせトピア主催講座の終了後に結成されたサークル
サークル代表者の荒木いづ子様から、「浜千鳥絵手紙の会は、23年前、いせトピアが主催する『絵手紙を楽しもう』の講座終了後、4人の有志で結成された」と伺いました。現在、講師はおらず、花好きの人が集まって楽しみながら、絵手紙を描いています。
絵手紙の始まりは1985年、書家の小池邦夫さんが『ヘタでいい、ヘタがいい』をモットーとして日本絵手紙協会を設立され、伊勢市内でも各所にサークルができたそうです。
活動日時は、毎月2回、第2・4水曜日の午前10時から12時までです。会費は年間1万円で、絵手紙の題材は大きく二通りで、共通の課題と個人による自由課題です。会員の親睦とスケッチ・美術鑑賞を兼ねて、奈良の美術館や伊賀上野城へも出かけられたとのことです。
和やかな雰囲気での楽しい作品作り
取材時に参加されていたメンバー10名は、いくつかのテーブルで熱心に絵手紙を描いていました。紙は、絵手紙専用はがきサイズの画仙紙(にじみ、カスレが程よく出る和紙)や他の和紙を使用し、色塗りは、日本画でも使う顔彩を使用しますが、筆は、バラエティに富んでおり、絵筆・竹や木を削ったもの・4B以上の鉛筆など、持ち方も筆の上部をはさむ基本形、斜めに持つなどそれぞれが描きやすい方法で取り組んでいました。
題材として、花瓶に初秋特有のヤブラン・コリウス・千日紅・アイビー・紫式部・ツルボなどが挿されており、サツマイモ・カボチャもありました。
以前の作品も紹介され、ニボシの絵に「味噌汁にはこれが1番、ああいい匂い」と言葉が綴られており、それを見たお孫さんが煮干しを毎日食べて身長が伸びるのを信じたという心温まるエピソードもお聞きしました。ある会員の方は、「絵手紙は、言葉が大事、相手に届いて完成」と話され、なるほどと思いました。
さらに毎回、最後に完成した絵手紙を鑑賞するそうです。今回出来上がった作品17枚(落款印(らっかんいん)を押し、コメント記入)を、机の上に並べ、一人ずつ作品に寄せる思いを語っていただきました。お気に入りの財布を鉛筆で細かく描かれた方もおり、皆さんと鑑賞しながら絵手紙作品のお話をされていました。
誰でも楽しく参加できます!
次回は、人物画の先生をお招きしての勉強会を開催されるそうです。
2時間の取材を通して感じたのは、絵手紙を全く知らない方でも参加できる自由な雰囲気があるということです。皆さんもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(レポート:いせトピア特派員ボランティア 岡本 忠佳)