＊創立年：2008年5月
＊活動内容：合唱の練習(指導者、ピアノ奏者、サポーターあり)
＊実績等：定期音楽会　年1回
三重県少年少女合唱連盟に在籍(7団体) 交歓演奏会に参加
2018年マルタ共和国で開催「国際青少年音楽祭」に日本代表として参加
市民交流課・人権政策課のイベント、大仏山公園 SATOYAMA-FES
外宮奉音、市内商業施設での公演等々
＊会員構成：14名 小学 1 年生～大学生
＊現在団員募集中

恵まれた指導者の元での活動

　昭和 50 年に旧伊勢少年少女合唱団が結成され、平成 10 年の解散と同時に現在の団が故小山喜雄氏により「子ども達の歌声を伊勢に響かせたい」という思いで発足しました。現在、指導の中心を担っておられる声楽家の廣めぐみさんは、小学生から高校生まで団員として在籍されており、のち、音楽の道に進まれ、師の意思を受け継ぎ現在運営されています。
　子ども達への歌唱指導は主に 2 名で、他にピアノ奏者 2 名です。団員からの団費は、楽譜代、コピー代、部屋代金等の経費となり、指導料は、無償で活動されています。練習は、週一回、そして、様々なイベントにも参加されています。特筆すべきは、2018 年にマルタ共和国で「国際青少年音楽祭」に日本代表として公演。また、マルタ共和国から「SOPA 合唱団」を伊勢に迎え 2019 年に共に公演を果たしました。

子ども達の人間力形成に役立つ経験

　団長の田中さん(小 5 女子)、団員東山さん(中１男子)、松田さん(大学生女子)にお話を伺いました。皆さんお揃いの団のかわいいイラストのあるＴシャツを着ていました。 
　田中さん(年長時入団)、東山さん(小 1 時入団)共にご自身の御兄弟(兄・姉)が入団しており、楽しそうなので、入団したそうです。松田さんは、小学一年生の時にお母様が団を見つけ入団し 15 年続けています。これからも音楽に関わっていきたいと意欲的でした。
　印象に残った公演をお聞きすると、≪2018 年Ｆ１日本ＧＰの国歌斉唱≫≪2018年マルタ共和国「国際青少年音楽祭」≫≪由紀さおり姉妹＆三重県内の合唱団との共演≫等々を挙げられ、練習・コンペ等の努力によって、貴重な経験をされたのだと感心しました。三人共、とても楽しそうにお話されたのが印象的でした。好きな合唱曲は、田中さん「ユイユイ」東山さん「組曲 あめつちのうた（４曲）」松田さん 「HEIWAの鐘」でした。
　指導者の廣さんにもお話をお伺いしました。
　廣さんの一番の喜びは、公演での子ども達のパフォーマンスをより多くの人達に聴いて頂く事だそうです。
　子ども達は、イベント参加により同じ目的を持って長い時間を共に行動し、お互いの側面が見え、深い友情が育まれ、それが素晴らしい合唱へと繋がっていくそうです。
　学校以外で年齢幅のある友人を得るのは、社会性を培う意味でも重要かつ、 幸せな事であり、家族や先生以外の沢山の大人との関わりにより、自分達は支えられているのだという事、人は様々だという事を、実体験を経て学べる場だと思いました。
　最後に、練習を拝見すると、指導はとても丁寧で口の開け方や歌唱のテクニックのみならず、歌詞の意味をかみ砕き説明されていました。また、小さい子どもには、横にサポーターが付いていました。いせトピアの三階からの自然の眺めは美しく、ピアノ伴奏と子ども達の歌声で、癒された取材となりました。

新メンバー大募集中！公演会も募集中！

　団長の田中さん、指導者の廣さんからは、団員募集中との事です。
　週に一度、みんなと声を合わせて、美しい音楽を歌う、身体も心も元気になります。明るい気持ちになりますよ。気楽に、見学も受け付けているとの事です。御兄弟やお友達を誘ってみてはいかがでしょうか？  
　また、公演会のオファーも随時受け付けていて、保育園でのコンサート・夏祭りのイベント・海外公演等にも対応されるそうです。皆さまのお声掛けをお待ちしております。